Detailed Explanation
徳川昭武がヨーロッパで入手したと推察される。 やや顔を仰向けながらうつ伏せに寝る雄の獅子が表現されている。 この獅子の主題は、イタリアの彫刻家A.カノーヴァ作の《ローマ教皇クレメンス13世墓碑》に酷似した部分が認められ、同主題の彫刻には複数のバリエーションが確認されていることからも19世紀に人気のあった主題であると考えられる。徳川昭武は、本品を愛好し、趣味の陶芸で模作した獅子像を戸定邸に飾るなどしていた。
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