Detailed Explanation
徳川昭武所用の陣羽織。1867年の渡欧時に持参、着用した。ベルギー国王の招待で見学した軍事調練での着用記録がある。 表地に緋色の羅紗(厚手の毛織物で、織り目が細かく表面を毛羽立たせたもの)、裏地に、夕顔、扇などが多数織り込まれた金襴を使用している。表地の後身頃の背中(背面)には、白の羅紗で直径15cmの三葉葵紋が「切嵌」の技法を使って施されている。 銀と考えられるボタンには1つ1つに三葉葵紋が彫刻されている。
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