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小金御狩之図・解説「御狩場乃景」

詳細解説

 将軍が狩りを眺めた御立場(おたつば)は、高さ約7.5mでした。御立場から見て右、遠くに見える網は総延長約671m、左側には長さ約295mの菱竹矢来(ひしだけやらい)(竹を組んだ仮の壁)があり、野獣の行く手をさえぎりました。正面には、松の木4本を約135m間隔に植えた騎射場(きしゃば)が設けられ、中に入った野獣を腕自慢の武士が馬上から弓で射るのですが、槍で追う姿ばかりが描かれています。

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