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水鉢みずばち

詳細解説

 大型の陶製の鉢で、直径が66cmある。縁は厚手で褐色の地に濃緑の釉薬が部分的に塗布されている。 2匹の蟹と牡丹が互い違いに90度の位置に配されており、2匹の蟹は高浮彫という技法で立体的に表現されると同時に把手にもなっている。 戸定邸を撮影した古写真にも同品が写っており、戸定邸の中庭で水草などの水生植物を育てるために使っていたものと考えられる。

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